IoT時代の独立型ソーラー電源
今回は前回「WSCが目指した3つの低」にてお話した低ノイズについて、もう少しだけ掘り下げてみようと思います。
何故 低ノイズ充電器が必要か?
前回もお話ししたように独立型のソーラー電源で動作するIoT機器ではデータを無線で送信する場合が多くあります。無線と一口に言っても3G、LTE、Wi-Fi、Bluetooth、LPWA
等様々な方式がありますが、今回はLPWA(Low Power Wide Aria)の中でも特定小電力無線に限ってお話します。
特定小電力無線はLTE通信などとは違い通信料金を発生しないIoTシステム(無線データ網)を構築できるという大きなメリットがありますが、その一方で使いこなすには無線の知識・技術が必要になってきます。また、その名の通り小電力ですので扱える無線電力が小さく、外来ノイズには敏感な側面もあります。そのため特定小電力無線で通信するシステムに使われる機器や部品には低ノイズ性能が求められます。
もし、無線システムに使用される機器や部品が発生するノイズが大きいと
・通信ができない
・通信距離が短くなってしまう
・通信エラーが多く、通信を繰り返して余計な電力を消費してしまう
・通信時には充電を止める必要がある
など色々と面倒な事が起きます。
WSCはソーラー充電器ですので、WSCを使うことによって無線の性能は向上しませんが、無線通信の大敵ノイズを小さく抑えて無線機の性能を最大限に発揮できるようお手伝いします。
※対象充電モジュールWSC10008、WSC2001、WSC2001EX